企業は存続するために、営業力強化、商品開発、技術革新や価格競争を行いながら、前に進む努力を重ねます。
しかし、近年の世界的な厳しい経営環境のなか、利益拡大を目指すだけでは生き残ることはできません。
たとえ自社がその強風にあおられることがなくても、関係する企業が倒産などに至れば、入金が滞るなどのあおりを受けることになるかもしれないのです。
無駄な出費は利益を脅かす一因です。売上拡大が難しいいま、ぜひ現状認識に目をむけてください。
そして、人件費削減の前に少しでも会社からの出金が抑えられるように、会社として一丸となって踏みこらえてください。
本書は、今日からでも気軽に取り組める簡単な手法を記しています。
チリも積もれば、意外な結果に至ります。そして、成果を数字で客観的に認識できれば、さらなるやる気へとつながるはずです。
企業として踏ん張りとおすために、そこに関連する多くの人たちのために、いまこそしっかり会社にお金を残す努力をしましょう。
目次
第1章 なぜコストダウンは必要か
第2章 明るいコストダウン
第3章 あなたの会社にコストダウンは必要ないか
第4章 コストダウンを実現するために
第5章 コストダウンの手法
第6章 コストダウンを運動にする
第7章 実践の成果
第8章 コストダウンにおけるキーパーソン
第9章 数字以外で見るコスト