SONY、サントリー、オリンパス、CASIO、JT…
2200社のマーケティングに携わったコピーライターが明かす
キャッチコピー、じつは「書く技術」は1割だけ
エジソンですらウリ(USP)がわからなかった
自分の会社の商品・サービスのことは、一番自分がわかってる…そう思っていませんか?
でも、それは大きな間違いです。
かのエジソンが蓄音機を発明した際、彼は、「これはビジネスメモを音声で録音するもの」として売れましたが、当初はさっぱり売れませんでした。
それをある人が「これに音楽を録音して売ったら?」と言ったところ、瞬く間に売れたのです。今から考えると信じられない話ですよね。
このように「ウリ」がずれていると、歴史的な発明品であっても売れません。開発者自身がどんなに天才であっても、「本当のウリ(USP)」を見つけ、伝えるのは難しいのです。
どうして「ウリ」を見つけることは難しいのか
なぜ商品が売れないのか、それは商品・サービスのUSPが、お客様とズレているからです。
つまり、お客様に選ばれるウリや強みといった、魅力の発見ができていないことにあります。
間違ったウリをもとにキャッチコピーを書いても、あるいはプロのライターに外注しても、「期待したような反応がない」のは当然です。
伝えるべき「本当のウリ」のポイントは、知りすぎた自社のことだからこそわかりづらいものです。
「灯台下暗し」や「ウチの子はやっぱりカワイイ」となりがち。
ネット上にあらゆる商品やサービスがあふれる昨今は、ウリを見つける考え方やノウハウが特に大切なのです。
キャッチコピーというのは、実際には書くことではなく、「ウリを見つける作業」が仕事の9割を占めているのです。
「キャッチコピーのダンドリ」がゼロからわかる
本書では、ウリの重要性はもちろん、大手企業もウリをカン違いしている例、逆にウリを”あえて”ズラして成功した例の紹介や、自分でも知らないウリを発見するフレームワークと、それをどの場面でどのように伝えていくかをお教えします。
キャッチコピーをつくるダンドリとして、ウリを見つける→ターゲットを絞る→アウトプットという順番が、明瞭にわかる本となっているので、「即買いされる技術」を習得したい方は、ぜひ本書をご参考にしていただければ幸いです。
もくじ
第1章 お客様が欲しくなる「セツジツ」を探す
第2章 広げるな! ターゲットは絶対に絞ろう
第3章 「商品」ではなく「使い方」を売ろう
第4章 強みを活かす? 弱みも立派な武器になる!
第5章 ウリを拡散するには「このやり方」でいく