どうしたら、多様な一人ひとりが生かされて、それぞれが幸せに働けるのだろう? 組織には、管理統制をはかりながら事業運営をしていく側面と、互いの人間性を大切に活かし合いながら共に働くコミュニティ的な側面と、両面があります。いまや時代は、効率重視でお金・権限で人を動かすのは限界を迎え、個がつながり合い活かし合いながら課題と向き合い共に参画していく時代へと変化しています。 本書では、採用難やハラスメント対応、メンタル不全対策など、複雑な課題と向き合っていかねばならない中小企業が、個が輝き、いきいきとエネルギーを感じるコミュニティ型組織の側面も活かしながら、どのような組織運営をできるのか、人事と組織開発の視点からまとめています。

第1章 コミュニティ経営を実現する組織への変革
第2章 生命体としての組織への理解
第3章 「コミュニティ型」組織の人事制度とは
第4章 コミュニティ型組織の評価と賃金
第5章 多様な働き方のルール
第6章 コミュニティ経営のすすめ