「あの人、話がおもしろいな」と、うらやましく思ったことはありませんか?
「おもしろい」は、一部の才能ある人だけの特別なスキルではありません。本書は、元・大手損保会社の金融マン、そして社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」で19年間活躍した異色の経歴を持ち、現在は研修講師として活躍する著者が、いつもの会話に「ちょい足し」するだけで、誰でも「おもしろい人」になれる具体的な方法を伝授する一冊です。
本書で紹介するのは、人を笑わせるための「ネタ」ではなく、雑談や会議、プライベートな会話で使える実践的な「技術」。たとえ話、ツッコミ、相づち、キャラ作りまで、すぐに使えて効果抜群の56の法則を、豊富な会話例と共にわかりやすく解説します。
「話が続かない」「沈黙が怖い」「もっと人間関係を円滑にしたい」。そんな悩みを抱えるすべての人へ。「おもしろくならなきゃ」というプレッシャーを、「会話って楽しい!」という喜びに変える、一生使えるコミュニケーションの教科書です。
【目次】
- 第1章◎あっ、それオイシイ!【芸人流つかみ】の法則
- 第2章◎お笑い芸人的【緊張とのうまい付き合い方】
- 第3章◎神速で相手の懐に飛び込め!【ツッコミ活用法】Season1
- 第4章◎ 神速で相手の懐に飛び込め!【ツッコミ活用法】Season2
- 第5章◎好感度が爆上がりの【盛り気味リアクション】
- 第6章◎使いこなして天下無敵の【超アドリブ力】
- 第7章◎話しながら考える【アジャイルトーク術】
- 第8章◎刺さる【キャッチーな造語】の作成テクニック
- 第9章◎別れ際に【爪痕を残す】エレベーター前の一言
- 第10章◎誰もが“おやっ”と気になる!【ニュースの切り取り方】
- 第11章◎MC芸人が使う、ちょうどいい【まわす力】(ファシリテーション力)
- 第12章◎相手の下にすっともぐる【コメディア・デラルテ的】ポジション
- 第13章◎あっ、絶対にやってはいけません!【勘違いトーク】
本書から学べる3つのこと
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「おもしろい」はセンスではなく、技術です。本書では、社会風刺コントで磨かれた「たとえツッコミ」「乗っかり術」「ずらし」など、再現性の高い56の法則を紹介。これを真似するだけで、あなたの話は驚くほど相手に響き、記憶に残るようになります。
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会話は話す力だけではありません。相手の話を広げ、場を盛り上げる「聞き方」こそが、「おもしろい人」の共通点です。本書のリアクション術を実践すれば、相手はもっと話したくなり、自然とあなたが会話の中心に。もう「何を話そう」と焦る必要はありません。
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「いじられキャラ」「しっかり者キャラ」など、自分に合った「キャラ」を意識することで、コミュニケーションは格段にスムーズになります。無理に自分を変えるのではなく、自分の持ち味を活かして、職場やプライベートで「愛される人」になるための具体的な方法がわかります。
ビジネスパーソンの皆様へ:本書がもたらす3つの恩恵
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クライアントとの商談や、社内の会議前。著者の金融マン時代の経験も踏まえた、ビジネスシーンで相手の心を掴む「アイスブレイク」の技術が身につきます。気まずい沈黙をなくし、本題にスムーズに入れるようになることで、ビジネスの成果が大きく変わります。
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複雑なニュースをコントで「わかりやすく面白く」伝えてきた著者のノウハウが詰まった「たとえ話」や「話の組み立て方」は、複雑な内容を伝えるプレゼンテーションにも応用可能。「なるほど!」と相手を惹きつけ、あなたの提案や説明の説得力を格段に高めます。
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職場のコミュニケーションが円滑になれば、チームの生産性は向上します。上司や部下との関係に悩んでいる方も、本書のテクニックを使えば、心理的な距離を縮め、風通しの良い、働きやすい職場環境を自らつくりだすことができます。
会話や雑談が苦手な皆様へ:本書がもたらす3つの恩恵
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本書には、会話のきっかけ作りから、話の広げ方、盛り上げ方まで、具体的な「型」が満載です。会話の設計図が手に入るので、「沈黙が怖い」「話が続かない」といった雑談への苦手意識が、自信に変わります。
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相手の話にどう返せばいいか、どう質問すれば会話が続くのか。そんな悩みを解決する、相づちや質問のテクニックを具体的に紹介。相手がどんどん話したくなる聞き上手になることで、自然と会話のラリーが続くようになります。
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小さな成功体験が、あなたを変えます。本書の「ちょい足し術」を一つ試すたびに、相手の反応が変わり、会話が弾むようになります。その手応えが自信となり、「話すのがコンプレックス」だった毎日が「人と関わるのが待ち遠しい」毎日に変わっていくでしょう。