どんなに頑張っても
駄目なときはある。

105年の歴史に幕を下ろした倒産劇から早3年、
社会はスーパーやまとがかつて存在していたことも、
私が破産した「日陰者」であることもまったく関係なく、 あたりまえの日常が流れている。

陽の当たる場所で一生を終えたかった私だが、
そううまくはいかなかった。
同じ境遇で悩む人たちは多い。
もがき苦しみ、みずからを袋小路に追い込み、命を絶つ……。
私は手前まで行ってその景色を見てきた。

本書は成功者のキラキラした復活話ではなく、
会社を潰した人間の「負け犬の遠吠え」かもしれない。
ただそこには、いくばくかの真実もあるはずだ。

目次
第1章 年末商戦師走某日、やまと突然の撃沈!
第2章 三代目の若造社長、復活をかけ改革断行
第3章 誰かが喜ぶなら、迷わず即断即行
第4章 頼まれたら、選挙以外は断らない
第5章 夢の街への出店で、見えたもの学んだこと
第6章 やまと航海、終わりの始まり
第7章 破産後の日常
第8章 なぜ会社は潰れるのか? 倒産社長の悔恨とメッセージ