小林 久 (こばやし ひさし)
元地域土着スーパーやまと 代表取締役
講師プロフィール
山梨県のローカルスーパーやまと元代表取締役社長。1962年生まれ。山梨県韮崎市出身。1912年(大正元年)創業の三代目として育ち、大学を卒業後やまとに入社。39歳で代表取締役社長に就任すると、経営改善に着手。先代からの赤字経営をV字回復させた。環境や買物難民対策の移動スーパー、商店街の活性化、ホームレスの雇用など地域に根差した経営はメディアで多数紹介され、平成22年度の中小企業診断士試験の事例問題として採用された。民生分野では県の教育委員長も務め、学校等での講演会は300回を超える。
2017年12月、競合他社の出店攻勢や信用不安からくる主要取引業者の納品停止により破産を申請。社長個人も自己破産した。破産後は閉店を惜しむ声が後を絶たず、地域や取引先からの支援で、従業員の再就職支援、破産費用のカンパ等が始まった。
2018年8月、倒産の顛末とその経営手法を記した著書「こうして店は潰れた~地域土着スーパー「やまと」の教訓」を(株)商業界から出版。発刊4ヶ月で重版5刷となる。
地域の中小企業経営者に同じ思いをして欲しくないと、自身の経験から当事者ならではのアドバイスを続けている。
著書・書籍情報
『こうして店は潰れた: 地域土着スーパー「やまと」の教訓』(商業界)2018