「英語はやっぱり早くやらせたほうがいいの?」「将来英語ができないと困るのでは?」
学習指導要領の改訂により2020年4月から小学校3年・4年で「外国語活動」が始まり、
5年・6年で「英語」が授業として必修化されたことにより、
ますます英語の早期教育への関心が高まっています。
でも幼い頃から英語偏重の教育を行うことは子どもの将来にとって本当に良いことなのでしょうか?
そうした疑問にこたえるべく、本書は12ヵ国語を大学で講義できるレベルまで習得した語学の達人であり、
世界的に活躍する数学者の著者が、子どもの才能の伸ばし方からグローバルに活躍できるようになるために
本当に必要な力、語学を身に付ける真の意義、不透明な時代に磨いておくべき能力、
真の国際人としてのあるべき姿などをあますところなく伝授します。
著者は、具体的な勉強は小学校低学年まではやる必要がなく、
むしろ小さいうちは親の無条件の愛を感じながら日本語をしっかり身に付け、
遊びの中で算数的なパズルやゲームに取り組んだりするほうが頭が良くなり、
言語能力も伸びるので、結果的にあとあとの英語の学習の際にも役に立つと断言します。
今、親が何をすべきか、子どもが幸せな人生を歩んでいけるようにするための
子育ての優先順位がはっきりわかる一冊です。
子どもの英語学習に迷っている方、子育てそのものに悩んでいる方ともにおすすめです。
第1章 子どもの英語学習、いつから始めるのが正解?
第2章 小さな子どもの「好奇心」と「考える力」を大事にしよう
第3章 英語はあとから、算数は小さいうちが良い理由
第4章 英語はスキルではなく、コミュニケーション
第5章 僕が出会った真の国際人
第6章 親が人生を楽しめば、子どもも人生を楽しめる